対応する範囲について
このプログラムは、建築基準法の高さ制限による最適建物を検討が、任意の一断面について計算し表示します。当該断面に対して直角方向の計算は同時にはしません。なお、最適建物とは、単位延べ面積が最大となることを、評価するものとします。
北側斜線・高度斜線・絶対高さも併せて計算します。
現在、印刷はサポ−トしておりません。
計算する断面
1・前面道路+敷地+他の道路
敷地が前面道路と他の道路に挟まれた状況です。両方の道路の制限を計算します。
2・前面道路+敷地+隣地
敷地が前面道路と隣地に挟まれた状況です。前面道路及び隣地の制限を計算します。
3・隣地+敷地+隣地
敷地が隣地と隣地に挟まれた状況です。両方の隣地の制限を計算します。
4・前面道路+敷地+側面道路
敷地が前面道路と側面道路に接道している状況です。現在サポ−トしていません。(その他の状況もサポ−トしていません。)
最大面積の計算について
まず、敷地・建物の条件を入力して各制限斜線を重ねて表示し、制限線を建物がオ−バ−している場合、制限線内に効率よく建物を計画できるかについて検討します。計算する断面は常に、高さ、左右のセットバックの3方向の自由度があります。プログラムはこの自由度の組み合わせにより、最大面積の計算について以下の4種類のコマンドを用意しています。(このプログラムの特色です。)
1・高さ・左右のセットバックを全て自由にプログラムにまかせた場合
制限線内の最大建物の高さと左右のセットバック値を計算し、図示します。
2・高さを固定して、左右のセットバックを自由にプログラムにまかせた場合
制限線内の最大建物の左右のセットバック値を計算し、図示します。
3・4左(右)のセットバック固定して、高さと右(左)のセットバックを自由にプログラムにまかせた場合
制限線内の最大建物の高さと右(左)のセットバック値を計算し、図示します。
「前面道路+敷地+他の道路」「高さ・左右のセットバックを全て自由」の例![]()
その他
このプログラムの実用性については、製作者自身疑問を感じております。しかし最適解を計算するプログラムは、さすが計算機と思う反面、滑稽さも感じます。将来は単独のプログラムとせず、他のプログラムと合体して、建築計画の総合環境としたいと考えています。